ら~くらくナレッジ Vol.07

問 題
首が原因で肩が凝る...
これは首凝り??肩凝り??
正解は……?
↓


肩凝りです!!

基本的には、辛い症状を感じる箇所で、首凝り/肩凝りと言葉を使い分けます。
決定的な違いは、【神経症状として出るか出ないか】です。
首凝りは、神経症状が出ます。
①緊張性頭痛
頭部の感覚は、頭部の感覚を担う神経が感じます。首が凝ると首の神経を圧迫し、後頭部・側頭部・頭頂部の痛みを誘発します。これが緊張性頭痛です。(頭部の筋肉の凝りが、直接神経を圧迫する場合もあります)
②自律神経失調症状
首には、自律神経(交感神経)のツボのような要所が存在します。
これらが首こりによって、圧迫刺激されることによりバランスを乱し、
偏頭痛/吐き気/眩暈/睡眠障害といった自律神経失調症状が引き起こされます。
さらには自律神経への影響として、血圧の変動といった循環器/各内臓機能も不安定となり、イライラや情緒不安定などの精神症状にもつながります。
③胸郭出口症候群
心臓をスタートとする、血管は一度鎖骨の高さまで上ってから、腕の方へ降ります。
その首の前側の鎖骨近辺で、首の筋肉である斜角筋を貫くため、首こりによってシビレや血流障害による冷えなどが生じます。
首凝りにより、血管が元詮をされている状態だからです。
つまり冷えてしまっている末端を温めても改善はしません。
元栓がしまっている以上、血行がよくならないのです。


セルフストレッチ
チンノッドのススメ
首の前側にある深層筋(頭長筋/頸長筋)のストレッチ
※僅か数ミリしかない
→首を前屈すると、後側の表層筋が伸び負荷がかかる
※凝る/痛む
※前屈み姿勢が多いと、深層筋がさぼる強く頷くと、表層筋と深層筋が同時に働き、両方に負荷がかかる弱く頷くと、深層筋のみが働くポイント→わずかに頷く
理学療法ガイドラインに掲載しており、世界的に実施されている
→チンノッドは、実感が少なく患部に負担がかからない
チンノッドのやり方
①姿勢骨盤を真っ直ぐ立て座る/肩甲骨を少し寄せる
②うなずき
※筋トレではない
喉仏の両サイドを指でつまみ、頷く際に動かないように頷く
頭を前に傾きすぎない/後頭部を引き上げるように小さく頷く
③目線頷きながら、目線を下に下げる
頭を動かさない程度に僅かに頷く
頷いた後は10秒キープ(2~3秒からでもOK)
※1日10回、連続して実施しなくてもOK
○温めても痛みが緩和しない/安静時でも痛みが取れない場合は、神経のトラブル






